ヨーロッパ、東南アジア、インド・・・
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ヨーロッパ〜フランス 2章

モン・サン・ミシェル観光へ

〜6月12日〜
もう一度、2キロ程の距離を歩いてモン・サン・ミシェルへ。
孤島になっているので、道路が一本通っているだけの
がらんとした景色。
でも、全く飽きることがない。
ただひたすら建物を目指して歩く。
途中何枚も写真を撮りながら。
モン・サン・ミシェル

30分ほど歩いただろうか。
遂にモン・サン・ミシェルへ到着。

さすが、超人気世界遺産。
観光客がわんさかいる。
建物自体は、想像より大きく広かった。

美しい庭園

天井が高く素晴らしい内部
修道院として建てられた後には、要塞や牢獄として
機能していた時代もあるとのことで、美しさの中に陰湿さも感じられた。
日本人のツアー客がかなりたくさんいて、日本語の解説を羨ましく思いつつも
フリーで行動できている自由さの方が強く感じられた。
椅子に腰掛けて、ボーっと建物内部の造形を眺めている時間は
至福の一時に感じられた。

満足いくだけ見学した後は、城壁内にある土産物屋を
冷やかしながら、郵便局にて彼女、家族宛てのハガキを出した。
この郵便局からだすと、消印がモン・サン・ミシェルになるのだと言う。

一通り終えて、ホテルまで戻ることにした。
また、同じ道程を歩いて帰る。
何度歩いても、全然飽きること無く、
何度も振り返りながらホテルまで帰った。

近くにスーパーがあったので、ビールを買いに行ってみる。
3割程がお土産屋さんといった感じで、
他の観光客に混じっていろいろと見てみる。
やっぱ外国のスーパーは、取り扱い商品が珍しく
いくらみてても飽きることがない。
これも観光の楽しさのひとつ。
結局、飲むヨーグルト、ビール、生ハムを購入。
部屋に冷蔵庫が無いため、洗面所に水をはって浮かしてみた。
洗面所で冷やす

ホテルに戻り、建物内のレストランで食事。
オーナーの男性やスタッフの女性がすごく気さくに接してくれて
とっても気持ちよかった。
メニューも英語だけで理解できない俺にジェスチャーまで
交えて伝えてくれたのもめっちゃ嬉しかった。
雰囲気もいいし、味もかなりおいしかった。
食事の一部 スープ
ただ途中で20人ほど入ってきた日本人のツアー客向けに
ツアコンらしき人が
「今日のメニューは、・・・と、・・・と」という日本語の説明が始まり
ちょっと異国気分は薄れました。

オーナーと一緒に写真を撮ってから部屋に戻り、
洗濯、風呂を済ませて、買ってきたビールを飲むことなく就寝。
オーナーとパチリ

朝のモン・サン・ミシェル

〜6月13日〜
朝の5時に起床。
朝日を見に再びモン・サン・ミシェルへ。
誰もいなく、静かーな道がとても神秘的だった。
朝日が昇る前に到着。

歩いて腰掛ける場所を探していると、
「おはようございます。昨日の方ですよね?」
と、言う声が聞こえて見てみると、昨日モン・サン・ミシェルの中で挨拶
を交わした日本人の女性だった。
結局、その女性と1時間ほど話しながら朝日を見て
朝にレンヌに向かうバスの情報を得た。
モン・サン・ミシェルに荷物を持って行くものだと思っていたら
ホテルの前で停まってくれるという貴重な情報を得ることができた。
人との会話は思いもよらぬ情報源になる。
これで一往復分の労力が浮いた。

結局レンヌまでのバスも、お互いの写真を見せ合ったり
楽しく過ごす事ができた。
斉藤さんと言う方で、結婚したてで一人で旅行に来たのだという。
フランスだけで1ヶ月回るみたいで、今までの旅程とか
いろいろと話せた。
お互い旅をしている者同士だと会話も噛み合うし、今後の旅の参考にもなる。
レンヌに到着したときに一緒に写真を撮って
別れました。
レンヌ駅で


パリへ

いざ、再びのパリへ戻る時です。

が、乗った12時発のTGV(新幹線)が一向に出発しない。
アナウンスがなるたびに、乗客の溜め息が聞こえるのだが、
何を言っているのかが分からない。
周りの人に聞いてみると、出発が5時に変更になったのだと言う。
予定のパリ観光が全てパァだと落胆していたら、13時になって出発した。
途中でちょくちょく停まったりして、予定より大幅に遅れた
17時に到着した。
もう溜め息ものだったが、とりあえず一軒目のユースホステルに向かうことに。

メトロの8号線でledru-rollin下車。
オーベルジュ・インターナショナル・デ・ジュンヌへ。
看板が分かり難く少し迷いながらも到着。
少しレセプションに溜まっている人の多さに戸惑いながらも待っていると
案の定、既に満室とのこと。
確かに安くて、人が多く集まっていた。
しょうがないので、翌々日の予約をして、後にした。

さぁて、どうしようか。
とりあえず駅近くの電話ボックスから、ガイドブックに載ってる
ユースに片っ端から電話してみる。
答えは全て「フル(満室)」
野宿と言うわけにもいかないし、本気で焦りだしてみる。
なんでパリにまで旅行に来てて、こんな焦燥感を味わっているのだろうか。
簡単である、要領が悪いから(笑)
兎にも角にも部屋は必要なので、少し離れてて、ちょい高い
普通のホテルに電話してみる。
するとシングルで泊まれると言うではないか。
もうどこでも良かったので、今から向かう旨を伝え
受話器を置いた。

メトロ9号線でSt-ambroiseへ。
着いたはいいが、手元に地図が無いので
通行人に聞いてみる。
だが、住所だけで分かる人はいなく
当てを探して歩いてみる。
そこへベンツのディーラーを発見。
入り口は閉まっていたが、ガレージ側から進入し
おじさんを発見。
住所を伝えると親切にも調べてくれた。
どうやら近かったらしく、道順を聞きお礼を言いました。
ベンツ ディーラー内

駅から徒歩3分ほどの所にそのホテルはありました。
少し古ぼけた印象のホテル。
電話で予約した事を伝えると、部屋の鍵を渡してくれた。
ここでびっくり!
部屋まで上るエレベーターがめちゃ狭い(笑)
一人でいっぱい
これはこれで楽しくて貴重な経験しました。
部屋は小奇麗で、窓からの眺めがパリを感じさせてくれる
とてもお気に入りの部屋でした。
パリのかわいいアパートメント

使わないキッチンもついてたしね(笑)
キッチン付き

荷物をさっさと置き、観光の準備。
この日に出掛けないと、もうパリに使える時間も
限られている。
20時からホテルを出て観光に出掛けるのであった。




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