ヨーロッパ、東南アジア、インド・・・
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ヨーロッパ〜イタリア 2章

ヴェネツィアを満喫

〜6月19日〜
朝7時に起き、朝食を食べに行く。
朝食は宿泊料に含まれていた。
内容はパンとコーヒー。
タダだし、朝からガッツリ食べる人じゃないので
さっさと済ませて出掛ける準備をする。

まずはすぐ近くのヴァポレット乗り場から乗船して
町の中心を目指す。

このヴァポレットのチケットだが、駅前の大きい乗り場だと
その場で買えたが、小さい乗り場だと近くのタバコ屋で買ったりする。
日本だとちょっと考えられないので面白かった。

朝の船上での風が気持ちいい。
まずは街の中心にあるサン・マルコ広場に向かう。
ゴンドラセレナーデの予約をしに、インフォメーションにいくためだ。

ゴンドラセレナーデとは、ゴンドリエーリの歌を聴きながら
夜の運河をゴンドラで楽しむというもの。
一人だったので、普通のゴンドラに乗ると
割高(相場が6人までで70ユーロ程)になってしまうため、
乗り合いだし、歌も聴けるしちょうどよかった。

インフォメーションに行ってみると、朝早すぎてまだやってなかった。
しばらく広場で待つことにした。

サン・マルコ広場
朝早くて、人もまだまばらな広場は気持ちよく、
腰掛けているだけで楽しい。

しばらく経ってから見に行くと、今度は開いていた。
今日の夜と言うことで、無事に予約も済ませることが出来た。(38ユーロ)
ここでヴェネツィアの地図をもらう。
これがかなり重宝した。
ヴァポレットのルートが乗っているし、地球の歩き方より
細かい地図が載っている。

美味そうなパン屋を発見し、
謎の巻き巻きな食べ物を買う。
ちっちゃいお店
真ん中辺りにある、丸い食べ物。

買ったグルグル巻き
グルグル巻きのクレープのような薄い生地で
味はピザのような感じ。
チーズもたっぷりでおいしかった。

食べながらセントルチア駅に向かう。
ここで翌日のフィレンツェ行きのチケットをとる。
ヨーロッパの駅の窓口はかなり混んでる。
俺はユーレイルパスを持ってたんで、窓口で
予約するしかなくいつも行列に並んでいた。
自動券売機もあるところはあるが、長距離だと買えないのかもしれない。

無事にチケットを買い終え、外に出ると
いかにも日本人な男性が駅の階段に腰掛けていた。
話しかけると、少しオドオドしていたが
4つ年上の人だった。
10分ほどそこで話したが、あまり馬が合わなかったので
さっさとその場を去った。
彼とはこの後再会することになる。

とりあえずは、20:30のゴンドラセレナーデまで
フリーなので、街の散策をしてみる。


迷路のような街を散策

ヴェネツィアの街は、狭いんだけど迷路のようになっている。
大きい運河はS字に一本通っているだけなんだけど、
小さい運河が無数にあり、道もほとんどが小道ばっかり。
もともと、運河が人々の足なので、タクシーや
荷物の輸送も船だ。
道を車が通ることも無いので、小道ばっかりというわけ。
でも地図を見ないで適当に歩いていると楽しい。

運河でパチリ
ここは大きい運河

ゴンドラ
ゴンドラの船着き場

カラフルなパスタ
カラフルなパスタを売る店。

お昼は、レストランでパスタを食べた。
飲み物にミネラルウォーターを頼むと、でかい1リットルのが出てきた。
しかもこれが5ユーロ。
ガイドブックには、「手頃な値段で、気取らない普段着の一軒。」
と載っていた。
750円も出して水を飲むんだから、俺は気取って飲むことにした(笑)

食後には、デザートのジェラートを
ジェラート屋のお兄さん

思いのほかヴァポットが気に入った俺は、
目的も無く、まだ行ってないルートを乗ることにした。
一日券を買ってたので、いくらでも乗れるし、
風がすっげぇ気持ちよかった。
クルーザーとか持ってる金持ちの気持ちが分かった(笑)

サン・マルコ広場に戻ってきて、真ん中に立つ塔みたいのに登ってみる。
朝からずーっと行列が絶えず、めんどくさいからいいやって
思ってたけど、暇だったので並んで登る。

これが意外に良かった。
塔からの景色
100mほどの高さなんだけど、島の建物が全部低いので
島全体や遠く海まで眺められる。

観光も一通り満足したところで、翌日のホテルの
予約をすることにした。

フィレンツェの安宿に適当に電話してみる。
結果はドミトリーのあるホテルは3件満室。
めんどいから明日直接行って探すことにした。
これが、間違った選択だった。

次に、ウッフィツィ美術館に電話した。
ここは予約をしないと2〜3時間も並ぶことになると
聞いていたので、日本からも電話していた。
その時は、電話が通じず、ヨーロッパからしか繋がんないのかな?なんて
行ってからまた電話しようと思っていた。
結局は、この日も電話が繋がらずに諦めた。


ゴンドラセレナーデの時間に

20時になり、そろそろ余裕を見て集合場所に向かうことにした。
既に何人かの人が集まっていて、いい席を取りたい俺も
並ぶことにした。

夏場のみ一日2回あるんだけど、前の19:30からの人たちが帰ってくる。
ワクワクしながら、自分はどこに座るんだろうといると、
2人組みの人とかから、どんどん乗り込まされていった。

後回しにされて、焦っている俺に
「お前はどこにしようかな」なんて感じで
座る席すら無いような雰囲気。

「じゃお前は奥に行って、そこが一番いい場所だよ。」
と言われたところは、船の一番先頭で、俺だけ反対方向を
向く席になった。
一人だけ後ろ向き。

ゴンドラは5隻で、アコーディオンを持った人も
別のゴンドラに乗っている。
最悪じゃねーかよ。
いい席を取りたかったので、テンション下がり気味で
ゴンドラは出発した。

だが、この席が大ヒット!
ゴンドラの先端
狭い運河を走っているときも、ずーっとアコーディオンの人が
真横で併走していて、一番の特等席だった。
演奏はマジで感動的で、ずーっとニコニコしてたと思う(笑)
こんな感じで約1時間があっという間に過ぎ
船着き場に戻っていった。
ヴェネツィアで一番最高な時間だったし、これから行く人がいたら
絶対に乗ってほしいって思う。
そんな素敵な一時でした。
ゴンドラ漕ぎのお兄さんと

この時で22時くらい。
少し離れたゴンドラ乗り場まで向かい、スーパーで
ビールを買って帰ることにした。
ユースに門限があって、24時なんだけど
ヴァポレットがなかなか来なかったりしたから
ちょっと遅れて到着。

既に入り口が閉まっていたので、ドンドン叩いていると
開けてくれて、なんとか入れた。
食堂兼ロビーには、まだ結構人がいてワイワイしてる。
俺も犬小屋みたいな部屋に帰っても臭いし、
電気無いしだから、ロビーでビール飲みながら日記を書くことにした。

そんな事してたら、朝に駅であった日本人丸出し男が
話しかけてきた。
同じホテルだったんだ?なんて言いながら話してると
別の日本人のおじさんもビール持って混ざってきてワイワイやることになった。
そんなんで、ちょっと遅めの時間におやすみなさいをした。
犬小屋で・・・。





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